−6000HIT記念 DADDYFACE Short story−
堕天使の子供達

by KAGURA

 東京を走るバスの中に、榊原幽の子供達が乗っていた。

 双子の澪(みお)と闘二(とうじ)、少し歳の離れた妹の神無(かんな)である。

「おい、バカ姉。「炭酸少年」を取ってくれ」

「愚弟・・・。自分で取りなさいよ」

「・・・・・・・(二人とも止めてください)」

 神無が、テレパシーで二人を諌める。神無が喋ると巨大な音波と化して・破壊・災害が起こる為に、
テレパシーで話をする以外にないのである。

『・・・はい』

 澪と闘二は、素直に従った。神無が切れると父親の幽でさえ苦戦するのである。逆らうバカは居ない。

「(お姉様、お兄様。分かって貰えて嬉しいです)」

 神無は、笑顔でテレパシーを送ったのである。

『・・は・・・ははは』

 澪と闘二は、顔を引き攣って言ったのである。

 そんな事をしていると、行き成りバスが急に止まった。

「な・・・何が起こったんだ」

『動くな。このバスを我等が占拠する!!!』

 二人の男が一斉に言ったのである。





 同じ頃、榊原探偵事務所では暇な空気が漂っていた。

「・・・暇だ」

「テレビでも、見たら如何ですか?」

 氷室亮が答えた。亮は櫂と神城高校を卒業をすると、何と無く気が合い結婚をしたのだ。

 幽は、探偵事務所には不似合いの大型液晶ハイビジョンを付けると、ニュースをしていたのである。

『未明、○○バスが銀行強盗の男達に乗っ取られました。あっ、乗客は降ろされて三名のみを人質に
とり走ってます。人質の名前は、榊原澪、榊原闘二、榊原神無』

「・・・何ぃぃぃぃ」

 流石の幽も驚いた。

「ヤバイ!! 悠さんに電話して、警察に圧力を掛けて貰わないと・・・半径数キロは消滅すると考える
ようにって・・・」

 幽は、慌てて悠に電話をしたのである。





 バスの方は、子供である三人(澪・闘二・神無)だけを人質にとり、後の乗客を降ろして、180キロ/
時速で暴走していた。

「兄貴、これから如何しましょうか」

「逃げるんだよ。5000万を奪ったんだ。海外ぐらい行けるぞ!!」

 男達は、勝ち誇った様な声で言った。

 男達は、自分が人質に取った子供が悪鬼・羅刹の様な奴とはこの時には、思いもよらなかった。

「ムズムズムズムズ」

 神無は、イライラしていた。神無は、自由を奪われると切れるタチがある。

(が・・・我慢しろ、神無)

(そ・・・そうよ。私達も一緒に居るんだから・・・)

 二人は、一生懸命に説得使用としたが時は遅かった。



≪龍天神化≫(幽・神無のみが使える技。「変神」の数百倍の力・能力が発揮出来る)



『ギャッッ』

 神無の八対十六枚の翼(右は純白・左は漆黒)が生えて、体には文字と文様が浮き出ていた。

 神無から生えた翼が、澪と闘二の二人に当たり、二人は一瞬で原子崩壊をした。

「・・・なっ、何なんだよ。お前」

「くそっっっ」

 二人の銀行強盗は、マグナムを撃った。現在の神無には、コンマレベルのスピードも見分ける事が
出来るのである。無意味に近かった。

『・・・私の自由を奪うとは・・・・・良い度胸ですね』

 神無が喋ると、男達の武器・マグナムはヒビが入り砕けたのである。

『彼方達には、魂さえもこの世に居る事は許しません!!!』

 重圧と怒気を含ませた、九頭竜を発動させた。



≪九頭竜・龍吼≫

≪九頭・天地竜破砕≫

≪九頭竜・魂喰≫



 神無は、初めに「龍吼」で強盗の全ての神経・細胞を破壊・壊死(神無だから可能)し、その後に
「破砕」で回りの空間を破った後に砕き消滅させ、止めに数十本の漆黒の腕が神無から出て、消滅
させて行った。

『・・・・・・』

 二人の男達は、悲鳴さえ挙げれずに魂さえも残さずに消滅をしたのだった。

『・・・久し振りに、全力で破壊を楽しみましょうか』

 神無は、酷く濁った声で言ったのである。

 その後、父親の幽に全力で止められたのである。




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